第111章 誕生日パーティー

津田実花は金切り声を上げ、腕を振り回しながら地面から這い上がると、そのまま外へ逃げ出そうとした。

彼女は痛いほど理解していた。自分を切り売りしたところで、これほどの高額な賠償金など払えるはずがないと!

ならば逃げるが勝ちだ。そうだ、まずは山田悠子に助けを求めるしかない!

津田実花はわざとらしく怒りを露わにして出口へと向かった。店員が慌てて駆け寄ってくるが、彼女はそれを悪鬼のような形相で突き飛ばした。

「退きなさいよ!」

「邪魔しないで! 今すぐ警察を呼んでやるわ……きゃあ!」

津田実花は全身を震わせ、虚勢を張りながら出口へ向かおうとしたその瞬間、何かに足を引っ掛けられ、悲鳴と共に...

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